「一人ひとりが思いやりのある人生を」シュウです。
1分でプレゼンをするという話をしていきたいと思います。
人に伝えようとすると、ついつい5分,10分と長くなることってありませんか?
皆さんは5分も10分も語らその人が語ってくると、だんだん退屈になってきませんか。
イライラすることも時としてありませんか。
そもそも、人は『相手の話の8割』は聞いていないです。人によっては、9割は聞いていない場合だってあります。
だから、大前提として『人は相手の話を聞いていない』ということを知っておいてください。
そうなると、『コミュニケーションは不要なのか!』ということになるのですが、そうではないです。
コミュニケーションがしっかりしている職場は、活気があって勢いもあります。
だから、コミュニケーションは不要というわけではないです。
相手は聞いていないということを前提にして、『動いてもらう』ことが重要です。
では、どうしたら相手は動いてくれるのかを話していきたいと思います。
では、早速行きましょう
何をしてほしいのかを具体的に伝える
上司に説明をするときに、多くの方は理解をさせようとします。
例えばこのような感じです。
最近の営業成績が上がらないのは、新規のお客様にアプローチをしても買ってもらえないためです。
と上司に説明したとしましょう。
これを受けて、上司はおそらくこのように伝えます。
『そうか!じゃあ、あなたは何をするの?』
それに対して、『後程ご相談させてください』だと、話が進まないわけです。
上司に理解させることは、今の方法で十分なのですが、『目的』を考えるとこの方法だとダメなわけです。
営業成績を上げるために、上司に『動いてもらわないといけない』わけです。
そのため、自分の中で原因を探ることが重要です。
原因を探った結果、『ロープレを全然していなかったので、うまく説明ができない』と結論がでたとします。
それがわかった段階で、上司にこのように言うのです。
最近の営業成績が上がらないのは、新規のお客様にアプローチをしても買ってもらえないためです。
だから、ロープレに付き合ってもらえませんか?
このように伝えると、上司は何をすればよいのかわかるのでこのように返してきます。
『15時に時間が空くから、その時にロープレをしよう』
これにより、上司に何をしてほしいのかが具体的に伝わるわけです。
ただ理解をさせることだと、相手は動いてくれないのです。
しかし、『何をしてほしいのか』を伝えると相手は動いてくれます。
これを5分,10分もかけて伝えると良くわからなくなるので、1分で伝えることが重要です。
逆に1分で伝えられないことは5分、10分かけても伝わらないです。
では、続いて1分で伝えるために押さえておくべき『伝え方の構造』を説明したいと思います。
結論(目的)⇒根拠⇒具体例の順番に説明すると、説得力が増す
結論から話して、その根拠の説明をする。
そして具体例を挙げるという流れになります。
根拠は3つぐらいあると良いです。
例えば、このような感じで構造を作ります。
結論:安らぎを求めて温泉に行きたい
根拠①:疲れが取れる
具体例①:血行が良くなるから
根拠②:リラックスできる
具体例②:入った瞬間に体中の筋肉がほぐされる
根拠③:肌に良い
具体例③:炭酸水が汚れを落としてくれるから
そして、あとはこれを言葉にしていくだけです。
安らぎを求めて温泉に行きたい(結論)。
理由は3点あるんだけど、まず、温泉に入ると疲れが取れるんだよ(根拠)。
血行が良くなって、体がポカポカして気持ち良いんだよね(具体例)。
次に、リラックスできる(根拠)。
想像してみて!仕事の疲労でカチカチになった筋肉が入った瞬間にほぐされて、フニャフニャになるのを!最高だよね(具体例)。
最後に、肌に良い(結論)。
炭酸水が日頃の汚れをすべて洗い流してくれるから、すべすべになるんだよ。
肌年齢5歳ぐらい若返るね(具体例)。
だから、温泉に行きたいんだよね(再度結論)。
このように伝えるだけで、『ただ温泉に行きたい』と言われるよりも、温泉に行きたいという『気持ち』が伝わってきませんか?
しかも、1分もかかっていないんですよ。
このように伝える構造を意識するだけで、説得力が増します。
これは相手を動かしたい場合でも、使えます。
まずは、誰と話すときでもこの伝える構造を意識してください。
最後に
相手を1分で動かす方法を説明しました。
理解させることで終わるのではなく、どういう行動をとってほしいのかを自分で考えることが大切です。
その後に、結論⇒根拠⇒具体例の順番で伝えることにより、相手は動きやすくなります。
今回も、皆様の役に立てば嬉しいです。伝え方の観点で非常に参考になる本も紹介しておきますので、読んでいただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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