どうも、シュウです。
[3ヶ月で合格]知識0から統計検定2級に独学で受かる勉強方法をお伝えしたいと思います。
私は統計の知識が全くない状態からスタートしました。
分散、偏差、正規分布…何それというレベルです。
わかりやすくいうと、意気揚々と町から出たら、レベル1のスライムにボコボコにされるレベルです。
そんな私がたった3ヶ月で武器を身につけ統計検定2級に一発で合格しました。
その時に使っていた参考書や費やした時間の目安、勉強時のおすすめの順番などを徹底的にお伝えします。
なので、下記の方にとっては非常に有意義な内容になると思います。
①統計の勉強は何をすべきかわからない方。
②オススメの参考書を知りたい方。
③余計な勉強はせず最短で統計検定2級に受かりたい方
では、早速行きましょう!
0〜1ヶ月は統計とは何かを理解する
最初の1ヶ月目は統計とは一体何かを理解することにつとめました。
そのため難しいことが書かれている本よりも、わかりやすく書いている本を2冊ほど読破しました。
その記念すべき1冊目は『完全独習統計学入門』です。
初学者は絶対に読むべき良書です。
素晴らしい点は3点あります。
①統計の基礎を学べる。
②難しい箇所を非常にわかりやすく書いておりスラスラ読める。
③数学の公式をあまり使わず推定や分布の問題を説明しており、めっちゃわかりやすい。
1週間あれば2回は読めるぐらいすんなり内容が入ってくるので超超超おすすめです。
ただ、統計検定2級は数式を使った勉強もしないといけません。
しかし、この本からそれを学ぶのは難しいので2冊目として『マンガでわかる統計学入門』を読んでください。
こちらは数式を使って統計を語っているので、少しだけ難易度は上がります。
しかし、完全独習統計学入門を先に読んでおけば内容はすんなり入ってきますので身構えずに読めます。
この2冊を理解できれば基礎の大半は身についた感じです。
ここまでで私の場合は3週間ぐらいかかりました。
残りの1周間は統計検定3・4級の勉強をしていきました。
使用したのは『統計検定3級・4級公式問題』集です。
この目的はアウトプットの量を増やすことです。
最初に紹介した2冊の本はインプットがメインとなり、アウトプットの量が少ないです。
だから丁度良さそうで肩慣らし程度になりそうなのが3級・4級の公式問題集です。
案外すんなり解けるので自信にもなります。
ここまでで1ヶ月が経過しました。
1〜2ヶ月は計算問題を重点的にする
いよいよここからが本番です。
統計検定2級では避けては通れない計算問題をマスターしていきます。
非常に難しそうに感じるかもしれませんが、1冊あればカバーできます。
これが4冊目となる『中学レベルからはじめる!やさしくわかる統計学のための数学』
こちらは難解な数式も順を追って説明しており非常にわかりやすいです。
これだけで、分布(正規分布、t分布、F分布、カイ二乗分布)や適合度検定などすべてマスターできます。
ボリュームは結構あるように感じるのですが1週間もあればすべて解くことができます。
こちらの参考書はだいたい5周ぐらいしており徹底的に内容を頭に入れました。
ここまでで50日ぐらいが経過しています。
ここから、いよいよ過去問の開始です。
過去問を解く順序は2015年〜2017年→2011年〜2013年→2018年〜2021の順に解いていくのが良いです。
2015年〜2017年の問題は解きやすく、さらに程よく知らない問題が出てくるのでそれを解けるようにしていきます。
ここで壁にぶち当たるのが重回帰分析と相関関係の問題、コレログラム、フィッシャー三原則、抽出方法などです。
これらはyoutubeで『統計検定 重回帰分析』のように検索すれば分かりやすく解説をしている動画があるので、それを見ながら問題を解くだけで十分です。
ただ相関関係の問題はネット検索をしないと分かりづらい部分もあるのですが、とりあえず下記の公式を覚えておくと良いです。
①Cov(x,y)=E[xy]-E[x]E[y]
②V[x+y]=V[x]+V[y]+2Cov(x,y)
③V[x-y]=V[x]+V[y]-2Cov(x,y)
1回分の過去問を解いて解説を見ながら内容を理解するのに、だいたい2〜3時間ぐらいかかります。
なので、できれば毎日1回分、無理なら2日で1回分は解いてください。
このときに時間は全く意識しなくて大丈夫です。
じっくりと考えて解くようにしてください。
2015年〜2017年の過去問は最低1回はすべて解くようにしてください。
ちなみに正当率は5割〜6割ぐらいでした。
2〜3ヶ月は過去問を最低2回解く
いよいよラストスパートです。
頑張っていきましょうと言いたいところですが、3日間ぐらい統計のことを忘れて別のことをしてください。
その後に、再度2015年〜2017年の過去問を3日間でもう一度解いてください。
忘れているところも出てくると思いますがその都度覚えてください。
2015年〜2017年の過去問が終わったら、2011年〜2013年の過去問を解いていきます。
ここで、似たような問題が多いということに気づきパターン化ができるようになります。
さらに結構スラスラ解けるようになっていますし、自分がどこを得意としているのかがだんだん見えてきます。
私の場合は確率と分布、重回帰分析が得点源だということにこの段階で気づきました。
この段階で正答率は6割〜7割ぐらいでした。
2011年〜2013年の過去問を一回解き終わったら再度、3日ぐらいですべて解きなおします。
それが終わったら2018年の過去問を解いて終了です。
あとは統計検定2級を受ければ合格できます。(私はできました…)
ちなみに、私は2019年以降は解いていません。
まとめ
3ヶ月間でやったことを表にまとめました。
0〜1ヶ月 | 1〜2ヶ月 | 2〜3ヶ月 |
完全独習統計学入門 | 中学レベルからはじめる!やさしくわかる統計学のための数学 | 過去問2015〜2017年 |
マンガでわかる統計学入門 | 過去問2015〜2017年 | 過去問2011〜2013年 |
統計検定3級・4級公式問題 | 過去問2018 |
統計検定2級合格の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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